ビーズかんざし源氏物語 愛花工房

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六条御息所

源氏よりも7つ年上の愛人で御息所とは皇子や皇女を産んだ女御のことで六条の趣味のよい邸に住まいし、美しく理知的で高貴な未亡人だったので若い公達の憧れの的であった。

しかし、誰一人彼女を射止めることが出来なかったが、源氏は彼女の心も体も射止めた。だが、源氏にとって年上の女性で高貴でエレガントな点で藤壺の身代わりでもあった。

しかしせっかく成就してしまった恋も、年下の恋人に対しコンプレックスを感じ、思い詰める性格が仇となり、源氏の夜離れの日々に苦悩し、ついに生霊となって源氏の愛する女性を呪い殺してしまう。

車争いで屈辱を受けた御息所は葵上を殺してしまう話は有名である。


車争いの場
六条御息所、転げるように車から出て
倒れ伏す。

葵の上が悠然と見下し、
御息所屈辱の表情。
源氏
「しっかりするんだ」

葵(御息所の声)
「お願い致します。
お祈りをゆるめて下さい」

源氏
「その声は―あなたの声ではない―」




六条御息所のかんざし(舞台用、オブジェ用、礼装用)

六条の秋のたたずまいを萩、竹、紅葉をコーディネイトし、趣味の身さをうかがわせ、誇り高い年上の女性が次第に年下の源氏に身も心も
奪われて行く様を紅葉が次第に色づく様で表現し真紅に燃えた情念がやがて生き霊(いきすだま)となって体から抜けて行く様を青いインドビーズとスワロフスキーで表現しています。

演出されたモチーフが物語性を語っている作品。ステージのかんざしは勿論のこと、和布の上にさりげなく置いてもオブジェとして様になる
逸品です。




六条御息所のかんざし




御息所
「ひとつ、おねがいが―」

源氏
「何なりと―」

御息所
「どうか、なめめいたお相手には
なさらないで、、、」

娘にだけは私と同じ苦労は
させたくありません」

御息所
「わたしは全身全霊を賭けて、
いとおしんだのですよ

この世に迷いが残って、
死ねない!成仏できない!」

御息所
「とりついてやる、
とり殺してやる!」
源氏
やわらかい悲しい目で
じっと御息所をみつめる。

御息所
その目を見る。
ひるみ、たじろぎ、
―紫の上を下におろす。
御息所
「恋を盗んだ罪の報いを
三の宮の裏切りに見るがよい、、、」
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